
ランサーエボリューションX(通称ランエボX)は、三菱が誇るハイパフォーマンス4WDスポーツの最終モデル。
「エボ」の名を持つ最後の車として、いまも高い人気を誇っています。
従来の2.0Lターボ+4WDに加え、新開発の4B11型アルミブロックエンジン、高性能電子制御4WD「S-AWC」、そして剛性感の高いボディなど、多くの進化を遂げた一台です。
ランエボXの基本スペック


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型式 | CZ4A |
| エンジン | 4B11型 2.0L 直4ターボ |
| 最高出力 | 280〜300PS(グレードにより異なる) |
| 駆動方式 | 4WD(S-AWC) |
| トランスミッション | 6速TC-SST / 5速MT |
| 発売期間 | 2007〜2015年 |
ランエボXの魅力・特徴
① S-AWCが生み出す圧倒的なコーナリング性能

ランエボX最大の武器は、三菱独自の電子制御4WD「S-AWC」。
車体をコントロールする感覚が他のスポーツカーとは一線を画しています。
② 新開発4B11ターボの鋭いレスポンス

鋳鉄ブロックからアルミブロックへ変更され軽量化。
低回転からトルクが太く、街中でも扱いやすいのが特徴です。
【H3】③ 内外装の質感が向上



歴代エボの中でも、ランエボXはインテリアの質感が高め。
毎日乗れる“実用スポーツ”としての完成度が上がっています。
グレード別の簡単解説

・GSR
最も人気の高い標準グレード。
TC-SSTと5MTの両方が設定されており、中古車市場でも数が多く選びやすいモデル。
・RS
軽量仕様で装備を簡素化した走り特化型。
本気でサーキットを走る人向け。
・プレミアムパッケージ(GSR)
レザーシートや高級オーディオなど、快適装備が充実した上級仕様。
ランエボXの中古車相場




2025年現在、中古価格は上昇傾向。
| 状態 | 価格帯 |
|---|---|
| 走行10〜14万km | 160〜200万円前後 |
| 走行5〜10万km | 230〜300万円前後 |
| 低走行・程度良好 | 330〜450万円以上 |
「最後のランエボ」というプレミア性があり、今後も相場は高止まりが予想されます。
購入前に知っておきたい弱点・注意点




① TC-SST(6速DCT)の整備費用
TC-SST搭載車はオイル交換やメンテ費が高め。
街乗り中心なら大きな問題はないが、劣化放置は避けたいところ。
② ブレーキとタイヤの消耗が速い
重量+ハイパワーゆえ、タイヤ・ブレーキの維持費はそれなり。
特に純正ブレンボは高価。
③ 燃費は期待しない方がいい
街乗りで7〜8km/L程度。維持費は高めだが、それを補って余りある走りが魅力。
ずんだもんカーライフ的「おすすめポイント」

- 初めてのハイパワー4WDスポーツにも向いている
- 街乗り〜ワインディングまで万能
- 歴代エボで最も扱いやすく、安全性も高い
- いま買って後悔しない“末期スポーツ”の一つ
まとめ:ランエボXは今こそ狙い目のハイパフォーマンス4WD

ランエボXは、電子制御4WD・ターボエンジン・実用性のバランスが極めて高いスポーツセダン。
相場上昇は続いていますが、手の届くうちにぜひ検討したい一台です。
ずんだもんカーライフチャンネルでも、ランエボXを紹介しているので、ぜひ動画もチェックしてみてください。
VOICEVOX:ずんだもん
写真引用元:三菱自動車HP、グーネットHP



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